Chapter2 人口減に対して - 人に騙されない正しい知識をつけよう

「不況」「人口減」でも強いマンション経営は存在する

Q.長引く不況もさることながら、日本の人口は減っていくことが予想されています。借り手も減っていくような気がしますが、それでも投資用マンションは将来的にも安全なのでしょうか?

A.ご不安は充分理解できます。しかし、イメージと実情が大きく異なるデータがあります。

確かに、全体的には日本の人口は減っています。

しかし地方との格差が拡がるばかりで、実は都市部の人口は変わっていないのです。

こちらの大阪市の人口推移データをご覧ください。

男女別人口の推移グラフ

全体的な人口は減っていても、都市部の単身者は増えているといえます。

世帯イメージ

こちらのグラフをご覧頂くと、ファミリー世帯は年々減少傾向が続いており、1世帯あたりの平均人数も減ってきています。

これでは、ファミリータイプマンションの需要は減り、その家賃相場が下がることは容易に想像できます。

しかし、単身世帯は減ることはなく増え続けることが予想されています。皆様の周りでも単身の方が増えてきているような傾向は見られませんでしょうか?

日本の世帯数の将来推計グラフ(国立社会保障・人口問題研究所)

では、地価と家賃はどうでしょうか?

長引く不況の影響で不動産価格の下落傾向は変わっていません。そして価格が下がっているのだから家賃も下がって当然と思われるかもしれませんが、家賃は非常に安定しています。

このグラフから、家賃収入が好不況やインフレに強いということは揺るぎのない事実と言えるでしょう。ただ、郊外のファミリータイプマンションでは家賃相場が下がっているのに借り手がいないというの現状ですので、ご注意ください。

住宅地地価と家賃の変化グラフ(統計局-消費者物価指数(CPI)市街地価格指数より編集)

都心のシングルライフマンションは、入居需要が高い状態が続いており、将来も安定した家賃が見込まれると言えるでしょう。

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